Il Ferrovierre
イタリヤ映画

イタリア映画「鉄道員」の主題歌です。
作曲はジェルミの親友カルロ・ルスティケリが行っております。
1950年代、ローマ? 幼いサンドロの眼を通して語られる初老の鉄道機関士とその家族の生活。
戦後イタリアの庶民の日常。
サンドロの父アンドレアは特急を運転する機関士。
ギターも上手く、行きつけのオステリア(居酒屋)では人気者であった。
サンドロは父を慕っていたが、年の離れた姉ジュリアと、
兄マルチェロは、それぞれ問題を抱え、素直になれず、父と反発してばかり。
ある日、アンドレアは不注意から事故を起こしてしまい、それをきっかけに歯車が狂い始める。
淡々としたトーンで描かれるアンドレアの家族の生活。
アンドレアは仕事が終われば一杯ひっかけ、仕事をしない息子に小言を言い
、娘をどう扱っていいのかわからずぶっきらぼうになる。

この曲は後にイタリア語の歌詞が付けられ、
ルスティケリの実の娘アリダ・ケッリに歌われています。

ピエトロ・ジェルミが監督・主演した味のある映画。
詩情にあふれた音楽も素晴らしい。
工場のサイレンなど印象的だ。
 
            
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