国民学校3年の時、縁故疎開で滋賀県土山町に行きました。 地元の子とあまり馴染まない時に学芸会でなぜか楠木正成に選ばれ レコードから流れるこの歌に合わせて演じたことが昨日のように思われます。 桜井の訣別(わかれ) 作詞:落合 直文・作曲:奥山 朝恭 1.青葉しげれる桜井の 里のわたりの夕まぐれ 木下陰(このしたかげ)に駒とめて 世の行く末をつくづくと 偲ぶ鎧の袖の上(え)に 散るは涙か はた露か 2.正成涙を打ち払い 我が子正行(まさつら)呼び寄せて 父は兵庫に赴かん 彼方の浦にて討ち死にせん 今しは ここまで来つれども とくとく帰れ故郷へ 3.父上いかにのたもうも 見捨てまつりて我一人 いかで帰らん帰られん この正行は年こそは 未だ若けれ諸共に 御供(おんとも)つかえん死出の旅 4.今しをここより帰さんは 我私(われわたくし)の為ならず 己 討ち死になさんには 世は尊氏のままならん 早く生い立ち大君に 仕えまつれよ国のため 戻る