東西融合の文化の国トルコに行ってきました。
同行者はいつものメンバー、わたし達3人姉妹とその連れ合いたちの6名。
2002年6月です。
ドバイ、マレーシアに立ち寄って、トルコのアタチュルク空港に着いたのはローカルタイム6月10日
AM6:18でした。ガイド Msナーザンのお出迎えのバスに乗車。
バスの窓からマルマラ海が見える。アジアとヨーロッパを隔てるボスポラス海峡。
古都イスタンブールの街は
ボスポラス海峡とマルマラ海に面しています。西のヨーロッパサイドは2つのエリアに分かれていて、南が旧市外、
北が新市外。間にはボスポラス海峡から金角湾が切れ込んでいます。
左手に華麗な姿でたたずんでいるブルーモスクが見えた。
ブルーモスク
6本のミナレットのある巨大なモスク。スルタンアフメッド1世によって建てられました。優雅なドームと半ドーム、
ミナレット(尖塔)が美しい。入り口に刻まれたカリグラフィーのアラビア文字。内部は荘厳な雰囲気が漂う。
ドーム内部の壁や柱はブルーのイズニックタイルで飾られていました。
地下宮殿
ビザンチン帝国時代に造られたイスタンブール最大の貯水池。527年〜565年ユスチニアヌス皇帝によって
造られました。レンガ造りのアーチとドーム、整然と並ぶ円柱がまるで宮殿のようだったことから
地下宮殿と呼ばれるようになりました。
4mおきに配置された5世紀のコリント式の柱頭を持つ美しい円柱。その一番奥の2本の柱の下には大理石でできた
メドウサの首がありました。ひとつは横に寝ていて、もうひとつは逆さまなのです。
グランドバザール
バザールはイスタンブール旧市街の中心にある巨大な市場。トルコ絨毯、宝石、貴金属の店が軒をつらねています。
入り口のところにキャビア、からすみ、香辛料がいっぱい売られていました。
トロイの遺跡の入り口に巨大な「トロイの木馬」とハインリヒ・シュリーマンの写真があった。
ギリシャの詩人 ホメロスの叙事詩「イリアス」のトロイ戦争を描いた場面に登場するトロイの木馬を再現したもの。
3.800年前にあった城壁、この城壁のところでトロイ戦争がありました。
真っ赤なケシの花がその辺り一面に咲いていました。
エフェソス遺跡は100年ほど前に発掘されました。西暦1世紀〜2世紀 ローマ時代に発展した都市。
クレトス通り、大理石通り、港通りがあり、クレトス通りにはヘラクレスのレリーフやニケのレリーフがありました。
巨大な野外劇場の前から海に向かって一直線に大理石の古代道路が延びていました。
紀元前190年頃に築かれたヒエラポリスの遺構。
3つのアーチがあり、劇場、神殿、アゴラ、浴場などの遺構が点在していました。
白い石灰棚がありました。
パムッカレ
カッパドキアの奇景は数百年前に起こったエルジュス山とハサン山の噴火によって形成された。
火山灰と溶岩が降り積もってできた凝灰岩は、長い年月をかけてゆっくり侵食されていきました。
オルトヒサルの町をたずねる。トルコの名産品 絨毯を製造して売っている。みんな日本語が上手。
「大阪から来た」というと、すかさず「儲かりまっか? ボチボチでんなあ」と言う。笑ってしまった。
ランチは洞窟レストランに行きました。洞窟の中はひんやりしていて涼しい。
中央には暖炉があって、気持ちよく燃えている。
ここのワインは格別に美味でした。カッパドキアの葡萄は糖度が高くて良質だそうです。それと、夏でも涼しいこの洞
窟がワイン貯蔵に最適だとのこと。
外にでると太陽は元気で猛烈に暑い。
パシャパー地区、ゼルベの街で、きのこの形をした妖精煙突が3本立っていました。
「3美人」というのだそうです。
アタチュルク廟
アンカラ駅から22時30分発のスマートな電車でイスタンブールまで。
2人で一部屋の個室。上下のベッドが左隅にあり、右手入り口に洗面所があった。奥には冷蔵庫があり、中には水、
牛乳ジュース、チョコレートが入っていて、みな無料であります。列車の窓から上弦の月が見えました。
午前8時に列車はゆっくりとハイデルパシャ駅に着きました。この駅は19世紀、終わり頃にできた駅で、イスタンブー
ルのアジア側に位置しています。