前から一度中国を訪ねてみたい、と思っていました。秦の始皇帝の築いた万里の長城をみたい!!
単純にそう思っていたのですが、義姉のミチコさんが声をかけて下さって、この度、実現の運びとなりました。
メンバーは夫のヨシオと私,ミチコさんとパートナーのシゲル氏の4人です。
北京首都国際空港に着いたのは6月30日 の12時35分でした。外は雨。
空港には現地のガイドの李さんが迎えてくれました。
北京の道路は整然として、街路樹多く、美しい街です。もみじの並木道、アメリカ大使館の前を通り、
秀水市場に行きました。
市場は狭い路地を挟んで、両側にびっしり 洋服やスカーフなどの衣類、靴、バッグなどの店が並んでいました。
「見て見て、トモダチ」
「ミルダケ、ヤスイヤスイ」歩いていると一斉に声をかけてくる。
今、中国は自由経済になり、若者の底力で、急速に発展しつつあります。
バスは長安街道を通り天壇公園に向かいました。
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17:15 雑技団の劇場に入りました。14・5歳の少年 少女がひとの技とも思えない
スーパーテクニックで、次々と妙技を繰り広げました。
天安門 快晴。午前7時45分 道路はラッシュタイムで クルマはノロノロ進む。中国ではクルマが急速に 増えて、ガイドさんの話によれば、 昨年だけで50万台のクルマが売れたそうです。 8:20天安門広場に着きました 毛沢東の大きな肖像画が正面にありました。 この肖像画は縦6mもあるそうです。 |
故宮博物館
故宮博物館は 明、清王朝の中心だったところで、かつては「紫禁城」とよばれていました。
午門をくぐると、大和門が見えました。一対の獅子像に守られています。
金水河に架けられた大理石つくりの5本の橋がありました。
金水河の水はきれいで、無疵なリボンのように広場をひそかに流れています。と
中国で買ったガイドブック「Le Palais imperial de Beijing」に書いてありました。
薄暗い大和殿の中に玉座が見えました。
宝物館には歴代皇帝が集めた宝物、純金の香炉や杯、時計、碧玉編磐、刀、念珠、その他
孔雀の羽でできた衣装、象牙の品々。昔の栄華をしのばせる物ばかりが展示されていました。
世界遺産の「五色の九龍壁」は見事でした。
龍は皇帝の象徴である。 中でも九龍は皇帝にのみ 許された最高 のものです。 |
景山公園
故宮の北側の門 神武門の正面に造られた山。標高92mで、登りつめたところに万春亭がありました。
ここからの眺めは素晴らしいものでした。故宮をはじめ、北海公園や市内一円を眼下に望むことができました
明の最後の皇帝 崇禎帝が1644年に首をつった槐の木もありました。
万里の長城 「二千数百年も昔の中国春秋時代に、 北方異民族の侵入を防ぐため、 各地の国々が城壁を作っていた。 紀元前 221年に秦の始皇帝が 中国を統一させ、つないで完成させた のが万里の長城である、 全長6350kmという長大な建造物である。 |
この万里の長城と紫禁城をみるのが今回の旅行の目的であったので、
八達嶺の入り口に立って、果てしなく続くナマの 長城を見て感動感激。
途中、5・6人の中国人女性のグループの人たちが話しかけてきた。
わたしは中国語がわからないし、向こうも日本語がわからない。でも「写真を一緒に撮りましょうよ」
という感じ。言葉がわからなくても表情や身振り手振りで相手に誠意は通じるものだ。
一列に並んで、肩を組んで記念撮影。
今日は随分歩いたので、ガイドさんに「足裏マッサージ」に連れて行ってもらいました。
薬草入りで、耐えられる程度の熱〜いお湯の中に足先をつける。
何回かこのお湯を替えて、足先がふやけそうになったとき、
今はやりのヨンさま風のイケメンがゆっくり足裏から揉み解してくれました。
日本語で「痛くないですか?」と聞いてくれる。とってもいい気持ち。至福のとき。
疲れた体はすっかり、リセットされた。夕食は「北京和平門 全聚徳焼鴨店」でペキンダック。
ここのペキンダックは世界一美味しいと評判の店。評判通り、ホント美味しかった!!
満ち足りた気分でホテルに帰りました。お月様がきれいな夜でした。
北海公園の北側を通り、今日は二人乗り客席付き三輪自転車で胡同めぐりをしました。
明や清の時代からの街並み。北京特有の横丁を自転車は走ります。
運転手さんはかなりの年配で、熟練者かもしれないが、ヨシオのような
重量級の人を乗せたことがないのではないか・・?
フーフーいって自転車を漕いでいる。力のないのは声でカバーしているって感じ。
「そこどけー」とか「邪魔だー」とか多分言っているのでしょうか?
喚き、怒鳴りながら自転車を走らせる。歩いている人が吃驚して路の端によけていた。
ヨシオは「ちょっと気の毒やなあ。チップをはずもう」と言っている。
昔ながらの胡同を楽しんでまわり、上海への空港に向かう。
13:50発 上海行きのフライトで、隣の座席には北京のビジネスマンとそのおかあさんが乗ってきた。.
おかあさんは私と同じくらいの年齢の人。これから上海へ二人で遊びに行く、と言ってました。
「遊びに行く」と言いながら青年は、シートベルトのサインが消えるとすぐ、ノートパソコンを取り出し、
仕事を始めました。中国は今、このような若者の力で、急速に発展しつつあります。
15:50上海虹橋国際空港に着きました。隣の席の母子さんは「have a nice day」と言って
別れました。
夕食後、黄浦江クルーズ。上海の夜景は美しかった。
豫 園 雨の中、豫園を訪ねました。 面積2万uもある 広大な中国式庭園。 今から400年以上前に作ら れました。 園内には大小の楼閣が ありました。 |
この庭園内には芭蕉の木が沢山ありました。芭蕉の葉は表面積が大きいので、雨の音を聴くため、
だそうです。唐の詩人白居易が「雨が芭蕉の葉を打つ・・・」とうたっています。
昼食は行列のできる点心の店「避風塘」で。 評判どおり、とっても美味しいけれど、 分量の多いのにはびっくりしました。 4人なのに、10人分くらいはありました。 半分以上残ったものね。 |
ホテルに帰って、ここのホテルのビューティサロンに行ってみました。
エントランスもおしゃれな感じで、スタッフは若く美しい人ばかり。
その中で、日本語のできるスタッフがきてくれました。
「シャンプーとブローをお願いします。」と言うと2階のシャンプー台へ案内される。
ゆったりした椅子に身体を倒すと、丁寧に髪をシャンプーしてくれる。
この椅子がマッサージチェアーになっていて、すごく気持ちいい。
明日はもう大阪に帰るのだ。
初めての中国はこの上もなく楽しい旅でした。
特に北京は歴史を感じさせる街で、どこか懐かしい街でした。