「古典を読む会」のメンバーは平家物語をたずねて洛西に出掛けることに
なった。
平成22年10月、 京都四条大宮 嵐電乗り場に集合した。
「帷子の辻」駅で嵐電北野線北野白梅町行きに乗り換え御室仁和寺駅まで。
杉野先生はいつものようにB5用紙4ページ分の解説と洛西の地図1ページ
を皆に配ってくださった。
仁和寺
仁和2年(882)光孝天皇が伽藍建立を発願、その遺志を継いで宇多天皇
が仁和4年に落成、入山、ここに御所を営んだ。その御所を「御室」(おむろ)
と称した。 御室と は貴人が仏門に入って生活する僧坊のことである。以来
皇室の尊崇あつく、皇子・親王が相次いで入室した。真言宗御室派の総本
山。「御室の桜」は有名。
本尊は光孝天皇の等身大の阿弥陀三尊像。広大な境内には御所から移
築した金堂や御影堂のほか五重塔宸殿、旧書院などが並び、美しいたた
ずまいをみせている。
(杉野先生の資料から)
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