SERGIO MENDIVIL 

ブラジル南部、リオデジャネイロで生まれる。
幼少の頃からリオ市内の音楽学校でクラシック音楽ピアノを学ぶなど、恵まれた環境で音楽の基礎を身に着ける。
しかし、その後はクラシックの道へと進まなかった。
1950年代後半にジャズ、そしてアントニオ・カルロス・ジョビンやジョアン・ジルベルトの影響を受けボサノヴァに移行し、
彼らを誘って国内外で活躍するようになる。
1962年に「ヴォサ・リオ・セクステット」を結成。1965年にはアメリカに活動の場を移し、
ジョビンやジルベルトとともに、 1960年代中盤から後半にかけて巻き起こった世界的なボサノヴァ・ブームの推進役となった。

1966年のA&Mレーベルから発表された「Sergio Mendes & Brasil '66」とその中に収められたボサロック曲マシュ・ケ・ナダが世界的に大ヒットし、
日本を含む世界の多くの国で有名になった。
その後も、ビートルズのフール・オン・ザ・ヒル>デイ・トリッパーといった曲をボサノヴァ風にアレンジしたカヴァーなど、
欧米の音楽市場にとって親しみやすいボサノヴァをつくり、世界へ普及させた。大阪万国博覧会等、来日公演の経験も多数ある。
77年にはランバート&ポッター制作のレコードを発表している。
1983年には「愛をもう一度」が全米4位まで上昇するカムバック・ヒットとなった。


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