新妻鏡

霧島 昇・高石かつ枝

1 僕がこころの良人(おっと)なら
  君はこころの花の妻
  遠くさびしく離れても
  泣くな 相模(さがみ)のかもめどり

2 たとえこの眼は見えずとも
  きよいあなたの面影は
  きっと見えます 見えました
  愛のこころの青空に

3 強くなろうよ 強くなれ
  母となる身は幼児(おさなご)
  愛の揺籠(ゆりかご) 花の籠
  なんで嵐にあてらりょう

4 むかし乙女の初島田
  泣いて踊るも生計(くらし)なら
  清い二人の人生を
  熱い泪(なみだ)でうたおうよ


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