L'eau Vive
1958年の同名のフランス映画の主題歌です。
パスカル・オードレの人気と雄大な自然の中で流れるギターと素朴な歌が印象的。
作曲はシャンソン歌手として有名なギー・ベアール。
![](kawayonderu.jpg)
恵みの河ではあるけれど、 暴れ者でもあるデュランス河は、 度々氾濫して流域の農民に大きな損害をもたらします。
フランス政府は治水のために、 この河に大きなダムを築くことにしました。
でも、 ダムを作ろうとすれば、 たいていひとつふたつの村が湖底に沈みます。
立ち退きを余儀なくされた人たちには、 国から賠償金が支払われるわけです。
ヒロイン・オルタンス( Hortense )の父も大地主で、 3000万フランの賠償金を受け取るのですが、
その金をどこかに隠したまま急死してしまいます。
オルタンスは一人っ子で、 母も既にいませんが、 未成年の彼女は、 すぐに遺産を相続することができません。
親戚一同は、 成人する日まで3ヶ月ずつ交代で彼女の面倒を見ようという申し合わせをします。
ここから行方のわからない大金をめぐって、 物語が展開していきます。
親戚の家をたらい回しにされて、 いやな思い、 辛い経験をし、 恐ろしい目に会いながらも、
オルタンスはついに成人となる日を迎えます。
無事に遺産を相続した彼女は、親戚たちの利己的なふるまいを許してやり、
彼女自身は、 一族の嫌われ者ではあるけれど、
大好きなシモン叔父の許に身を寄せるのです。
「戻る」