Girasoli

1940〜50年代、ナポリ、ミラノ、ロシア。第二次大戦でロシア戦線に送られ、行方不明になった夫。
ようやく探し当てた時には、夫はロシア人女性と家庭を築いていた。
ナポリでアントニオはジョヴァンナと知り合い、恋に落ち、彼女に押し切られるように身を固めてしまった。
結婚後にもらえる2週間の休暇も終わり、なんとか、軍隊に戻らずにすむよう画策するのだがうまくいかない。
結局アントニオはロシア戦線へと送られてしまう。
だが、戦争が終わってもアントニオは帰ってこない。
死亡の知らせがないのはどこかで生きている証拠と、ジョヴァンナはロシアへ彼を捜しに行く。
アントニオらしい人がいると教えられた家を訪ねると、洗濯物を取り込んでいる女性がいる。
ジョヴァンナは彼女を見て状況を察し、また、彼女もアントニオの写真を見せられて、
一瞬にしてすべてを理解する。
無言のうちに、ふたりの女性の抱える様々な思いが見える。
そして、このシーンは大地一面に広がるひまわり同様、印象深い。



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