市丸

唄はちゃっきり節　男は次郎長
花はたちばな　夏はたちばな茶のかおり
ちゃっきり　ちゃっきりちゃっきりよ
きゃァるがなくんて　雨ずらよ

茶山　茶どころ　茶は縁どころ
ねえね行かずか　やあれ行かずか
お茶つみにちゃっきり　ちゃっきりちゃっきりよ
きゃァるがなくんて　雨ずらよ

さあさ　行こ行こ　茶山の原に
日本平の　山の平のお茶つみに
ちゃっきり　ちゃっきりちゃっきりよ
きゃァるがなくんて　雨ずらよ

お山見れ見れ　あの笠雲を
ねえね着て出や　けさは着て出や
菅の笠ちゃっきり　ちゃっきり
ちゃっきりよきゃァるがなくんて　雨ずらよ

帯はお茶の葉　うぐいす染よ
赤いたすきの　そろたたすきの
ほどのよさちゃっきり　ちゃっきりちゃっきりよ
きゃァるがなくんて　雨ずらよ


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