ボタンとリボン

映画『腰抜け二挺拳銃(The Paleface)』は1948年のアメリカ作品です。
10年の刑に服役中の女賊カラミティー・ジェーンは、ジョンソン知事に密使に任命され、インディアンに武器を密売するギャングを捕らえることとなる。 密売者一味をゴマ化すために、彼女は弱虫の歯医者ペインレス・ピーター・ポッターを口説いて、彼と結婚し幌馬車隊に加わって出発する。 ジェーンは隊中の馬車にダイナマイトが隠されているのを知る。 一行がインディアン地帯にかかった時、夢中で歌っていたピーターは森の中に迷い込み夜を明かす。 明け方インディアンに襲われたので、ピーターは目をつぶって発射すると、目前にインディアン11名が倒れる。 ジェーンが彼の背後から射ったのだが、ピーターは英雄に祭り上げられ得意になる。 目的地バッファロー・フラットに着くと、勇名高きピーター・ポッターこそ、問題の密使だろうと思ったギャングは、酒場の歌手ペッパーをしてピーターに取入らせる。 “ピストル”の名人ジョーは、それに因縁をつけピーターと決闘することになる。 ジェーンはピーターに別れハンクの処へ行き、知事に頼まれた武器の取引を監視する相談をし、ハンクが武器火薬を、ジェーンが一味にねらわれているピーターを見守ることとなる。 果し合に相手と向かい合ったピーターは目をつぶって射ったが、目を明けるとジョーが倒れている。 例によってジェーンがこっそり射ったおかげで、彼女はピーターを連れて帰ると、重傷を負ったハンクが倒れており、火薬は葬儀屋に、といって息絶える。 ジェーンはピーターとともにしらべにかかると、武器密売の張本人トビー・プレストンにつかまり、武器もろともインディアンに引渡される。 死に臨んだジェーンははじめてピーターに愛を告白したが、11人のインディアンを殺したピーターは極刑を宣告される。 曲げた2本の木の両はじに片足ずつしばられ、木は放たれたがしばられたくつがぬげて、ピーターは空中を飛び、木に引っかかって助かる。 逃げようとしたが、ジェーンを見捨てかね、インディアンに化けて取って返し、怪我の功名で火薬が爆発し、火あぶりの刑を免れて2人は町へ逃げ帰ることができた。


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